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任せられる教育へ

〈賢い塾選び〉 その2.ハッ!とさせる見出しがオンパレードの塾チラシ、そんな虫のいい話こんなにあっていいの?

塾チラシの中には、「成績アップ保証」、「○ヶ月間授業料無料」、「春期講習無料」、「小3生授業料無料」、「○○大個別指導塾」とかを大きく掲げているものがある。

まず、「成績アップ保証」については、これホント?と疑いたくなる。この世間に、特に景気が思わしくないこのご時世にそんな虫のいい話があるんだろうか。こうした塾に直接、電話で問い合わせてみると、「入塾後2学期経過して成績がアップしていなければ、1ヶ月授業料を無料にします」との返事。ところが、それでもアップしなければ、アップするまでずっと無料で授業してくれるのか、或いはまた、入塾して2学期経過した後に入塾時の成績より下がることがあればその時も1ヶ月授業料を無料にしてくれるのかといえば、そうではないようだ。これでは成績アップの「保証」にならない。「成績アップ保証」を掲げる以上はそこまで責任をもってほしい。

次に、「○ヶ月間授業料無料」とか「春期講習無料」とか「小3生授業料無料」については、この期間を経過しても入塾してくれないときは塾からの粘りずよい勧誘がつづくようである。逃げ切る方もいるが、そのときの負担はだれが?。同じようなケースとして、格好よく入塾時の成績優秀者に「授業料免除」をうたう塾もある。塾ってそんなに儲かるの? 塾経営者が全てかぶってくれるの? 現実は在籍する塾生に負担を強いているのである。釣った魚に餌は云々という言葉では困ることで、もし、余裕があるのなら在籍している塾生にこそ、授業料を安くするとかの還元措置が大事なのでは。入塾後の授業料をはじめから高く設定してあるのなら長く在籍すればするほど塾生は損をする。現実、こうしたことをやる塾の授業料は高めである。或いは入塾後の受講科目の押し売りが目につく。

また、「○○大個別指導塾」と大学名を塾名の中に入れている塾も見かける。その大学の付属校ではないし、全講師がその大学出身者でもない、塾生のほとんどがその大学をめざしているわけでもない。しかも中学生を中心に教える塾においてである。親にしてみれば自分が過ってかなわなかった大学だけにコンプレックスがあり、つい惑わされてしまうのだろうか。

こうした教育を真剣に考えている親を翻弄させっるようなやり方に、その塾の胡散臭さを感じざるをえない。子供の教育に関して親はとかく無理しがち、その親心を逆なでするような塾が今日横行しているのは嘆かわしい。教育者であるはずの塾が、たちの悪い商人以下になりさがってしまっている。そんな塾は許せない。

作成者: admin

俗にいう団塊の世代で、趣味はライブ等でいい音楽を聴くこと、楽器はグランドピアノを購入してトライ中。現在、経営コンサルタントとして「戦略経営」と「システム構築」が専門。経営効率化へ経営資源の再配分、組織再編成、企業運営等を指導しつつ、ビジネスモデルを確固たるものへ情報システム面から具現化をはかっています。

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