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〈賢い塾選び〉 その1.有名公立高校への進学実績数だけを標榜する塾に注意!

◆塾選び、進学実績数だけに目がいっていないだろうか ◆子供たちは、教えるのが上手な講師のもとで、伸び伸びと勉学に励んでいるのか ◆「如何に分かりやすく教えられるか」、これが中堅塾の命運を分ける。私のような経営コンサルタントであれば塾の良しあしの判断はつくが、一般の方であれば、まずは、身近なところの情報としてチラシを使うのもいいようである。①チラシの文面がわかりやすく丁寧に書かれているか。②デザインにこだわりすぎたものになっていないか。些細なことを誇張表現していないか。大事なことを小さく、場合によっては虫眼鏡を使いたくなるような小文字で書いていないか。③特に昨今、安易に使いだした「成績アップ保証」、保証という限り一回ぽっきりでなく塾在籍中その保証はあるのか。(このへんのところ、問い詰めていくと、必ず保証という言葉とかけ離れた仕組み、入塾させんがための魂胆が見えてくる。「成績アップ保証」を大きく掲げる塾は特に注意である。)④授業料等の金額表示が明瞭、つまり具体的に掲載されているか。それ以外にかかる費用はないのか、隠されてはいないか。等々をチェックしていただくとおおよそのところは見抜くことができるであろう。

◆塾選び、進学実績数だけに目がいっていないだろうか
   家庭に入るチラシで多いのがマンション・建売、アルバイト、スーパーの安売りであるが、意外と入っているのが塾チラシ。先のチラシ配布が比較的少ない週前半にかたまっている。いかにも他塾と比較してくださいと言わんばかり。一般のチラシと違い個性がよく表れているのが塾チラシの特徴といえる。特に大手塾は、進学実績数の羅列で表面一杯を使い、裏は学年別あるいは小学校、中学校別にカリキュラムの内容を簡単に記述して料金表を掲載するスタイルをとる。ややもすると、進学実績数だけで塾選びをしてしまいかねない。

◆子供たちは、教えるのが上手な講師のもとで、伸び伸びと勉学に励んでいるのか
  塾関係者に尋ねると、やはり、できる子たちは進学実績数のある塾に集まりがちなようである。そして、できる子たちは自らどんどん勉強するので、たとえ講師がよくなくても進学実績数は確保されるとか。ところがその裏には由々しき問題も存在するようである。それは有名公立高校への進学実績を信じて入塾してきた中レベルの子たちである。できる子たちは分かりがいいだけにツーカーで教えられるが、中レベルの子たちは講師に十分教える力なくしては持ち上げきれないのである。事実、有名公立高校への進学実績数を標榜する大手塾に期待を膨らませて入塾しながら、その有名校に行けず中或いはそれ以下の高校に行かざるをえない子たちも多い。入塾試験を行いふるいにかけて預かった子たちである。本当に講師に教える力があるなら全員とまでいかなくてもその多くが有名校或いはそれに近い高校に進学できてもいいはず。しかもこういう子たちの塾生活というのは、本命から外れている子たちだけに担当する講師も二流になりがち。二流だけにこれらの子たちを見下すような言動もでがちなようである。しかし、この子たちは親の大きな期待をしょっている手前、こうした現状を口にも出せず通塾をつづけるのである。まさに大手塾の中ぐらいの子たちは塾経営のサポータになってしまっている。これが有名公立高校への進学実績数だけを標榜する塾の実態である。

◆「如何に分かりやすく教えられるか」、これが中堅塾の命運を分ける。
  ところが、中堅塾においては、中ぐらい或いはそれ以下の子たちが入塾してくる。それだけに、講師の教える力がものを言う。分かりづらいところをいかに分かりやすく教えきれるかに講師、そして塾の命運がかかっている。だから彼らは必死である。うまく教えることに人一倍神経をとがらせている。そこに中堅塾の強さがあるようだ。特に個別指導では大学生が多く使われているが、ある国公立大学生を多く使う塾の塾長は「名の知れない塾にいた子の方が、教え方が上手いし、生徒からも人気がある」と話す。塾長の上手い教え方が自然と塾生に伝授されていってるのであろう。力のある中堅塾は、中ぐらいの子たちを預かって有名校或いはそれに近い中堅高校に一人でも多く進学させることに力を注ぎこむ。それが教える力において大手塾より勝るものにしていく。こういう塾を見抜く力が、中ぐらいの子たちを抱える親には求められる。

 とは言っても、私のような経営コンサルタントであれば塾の良しあしの判断はつくが、一般の方であれば、まずは、身近なところの情報としてチラシを使うのもいいようである。
①チラシの文面がわかりやすく丁寧に書かれているか。
②デザインにこだわりすぎたものになっていないか。些細なことを誇張表現していないか。大事なことを小さく、場合によっては虫眼鏡を使いたくなるような小文字で書いていないか。
③特に昨今、安易に使いだした「成績アップ保証」、保証という限り一回ぽっきりでなく塾在籍中その保証はあるのか。(このへんのところ、問い詰めていくと、必ず保証という言葉とかけ離れた仕組み、入塾させんがための魂胆が見えてくる。「成績アップ保証」を大きく掲げる塾は特に注意である。)
④授業料等の金額表示が明瞭、つまり具体的に掲載されているか。それ以外にかかる費用はないのか、隠されてはいないか。
等々をチェックしていただくとおおよそのところは見抜くことができるであろう。もう少し突っ込んだチラシの見方は、次回以降でご紹介するつもりである。

作成者: admin

俗にいう団塊の世代で、趣味はライブ等でいい音楽を聴くこと、楽器はグランドピアノを購入してトライ中。現在、経営コンサルタントとして「戦略経営」と「システム構築」が専門。経営効率化へ経営資源の再配分、組織再編成、企業運営等を指導しつつ、ビジネスモデルを確固たるものへ情報システム面から具現化をはかっています。

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